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今回の解説はタブレットやスマホで、パソコンから写真フォルダを外部操作した場合に起きやすい現象と、その解決策をご紹介します。アプリの再インストールなしで済みます。
端末のフォルダ構成を変更したり、SDカードを交換したり
- デバイス端末の写真フォルダの構成をパソコンから変更した。
- SDカードの写真フォルダをパソコンから変更した。
写真を編集するにあたって、写真フォルダの構成を変更したりします。
主にタブレットやスマホをパソコンにつないで、写真の追加や削除、フォルダの構成変更をしたりします。それはパソコン上から操作した方が簡単で分かりやすいからです。
ですが、ファイルやフォルダ構成をパソコン上から行うと、Googleフォトにその最新状況が反映されないという困った現象に遭遇します。それは・・
- 削除したはずのフォルダが表示されている。
- 同じ名称のフォルダがダブって表示されている。
といった怪奇現象です。
写真の編集も削除もできない状況
パソコンからの外部操作で、デバイス端末の内部構成を変更してしまうと、- 最新情報は追加されて表示される。
- 削除された旧情報がそのまま残存して表示されている。
というなんともやっかないな状況におちいります。
特に同じ名称のフォルダやファイルがダブって表示されている場合(一方は最新情報でファイルやフォルダは存在する。もう一方は 旧情報でファイルやフォルダは存在していない。)、このような状態だと、これに該当するファイルに対して
- 写真を編集しても「変更は保存できませんでした」メッセージが出る。
- 写真を削除ができない。
という、どうしようもない状況におちいります。
Googleフォトのアプリデータの不一致が原因
Googleフォトはアプリ内部で写真に関するデータ情報を作成しています。それはフォルダ構成や一覧表示に使用するためのサムネイル情報などです。パソコンなどの外部操作でフォルダ構成などに変更がなされた場合、新規情報はアプリデータに追加されますが、古いデータはそのままになっている、という設計仕様のようです。
Googleフォトが保有するアプリデータとデバイス端末の実際の情報に不一致が生じたままだと、対象となる写真は編集も削除もできなくなってしまうようです。
Googleフォトのアプリデータ を再構成しよう
この問題を解決するために、Googleフォトのアプリデータ を再構成する必要があります。下記手順で再構成を進めていきましょう。- Googleフォトのアプリデータを削除する
- Googleフォトをリスタートさせ、アプリデータを再構築させる
Googleフォトのアプリデータを削除する
① まず一度、デバイス端末の電源をOFFにして下さい。② 再度、デバイス端末の電源をONにしてクリーンスタートさせます。
③ 「設定>アプリとゲーム」を開きます。
今回はタブレット端末で解説していますが、Androidスマホでも同様です。
そして、Googleフォトアプリの設定画面を開きます。
④ 例えば、ここで『キャッシュを消去』をタップしてクリアしてみます。
すると、Googleフォトでの写真一覧表示がこんな感じになります。
キャッシュが消去されたので、SDカード上の写真のサムネイルが消えてしまいました。
⑤ では、本筋の「アプリデータの削除」をします。『データを消去』を実行してください。「端末のデータ」がゼロになりました。
⑥ 次に、Googleフォトのリスタートです。Googleフォトを起動させます。
下記画面が表示され、初回インストールのときと同じリスタートになります。
⑦ 「確認」ボタンを押して起動させると、デバイス端末上の写真をスキャンし始めます。アプリデータの再構築です。写真の量にもよりますが、30分程は放置して完了させましょう。
まとめ
以上が、Googleフォトに写真情報を再取得させて、デバイス端末上のファイル状況と合致させる方法です。Googleフォト・アプリを使っていくうちに、写真一覧の表示が実際のフォルダ状況と一致しない、などのときに活用してください。
アプリの再インストールなしで再構築できますよ。